働く仲間募集

森と町と、未来を守る仕事。

森林を守ることは、災害リスクを減らし、人の暮らしを守ることに繋がります。
私たちと一緒に、森と町と、未来を守る仕事をしませんか?

林業はこんな人におすすめ

  • 動植物が好き
  • 山や木が好き
  • 体を動かすことが好き
  • チェンソーなどの機械作業に興味がある
  • 空気がきれいな場所で働きたい
  • 山や海の近くで暮らしたい
  • 仕事とプライベートにメリハリをつけたい

日本一の山づくりを目指して。

太良町森林組合では、山に生かされているということに感謝をし、昔ながらの手作業をメインにした山に寄り添う林業で、日本一の山づくりを目指しています。

間伐

太良町森林組合では、森林の中で密になっている木を伐る「間伐」をメインに、健全な森林づくりを行っています。「間伐」は、森林の中で密になった木を間引き、残した木の成長を促す作業です。風や台風の影響を受けて木が倒れてしまわないように、少しずつ行います。間伐で伐採した木は、木材として市場に出荷し、その利益は森林所有者へお渡ししています。

架線集材

太良町森林組合では、伐採した木を搬出するために「架線集材」を取り入れています。「架線集材」とは、森林に架線(ワイヤー)を張り、その架線(ワイヤー)に木材を吊り下げて、木を山から搬出していく方法です。手間はかかりますがこうしてなるべく山肌を傷つけないように作業をしています。効率を考えると、大型車用の道をたくさんつくり、その道を使って、木材を山から運ぶ方が良いかもしれません。しかし、そのためにはその道をつくるためにたくさんの木を伐ることになります。私たちはそうではなく、手間ひまを掛けてでも、森林の本来の姿を守りたいと考えています。

山の声を聴き、山にあった手入れをすることで、森林が森林本来の機能を発揮できれば、災害で山が崩れるリスクも減ると考えています。

日本一の腕を持つチェンソーマン。

太良町森林組合には毎年、日本伐木チャンピオンシップ(JLC)に出場し、上位にランクインするチェンソーマンがいます。2022年は種目別で2名が日本一に輝きました。技術力の高さは、現場での安全管理につながります。

太良町森林組合/技術職員 /坂口学

自分なりのチェンソーで、世界を目指したい。

2022年日本伐木チャンピオンシップ(JLC)
接地丸太切り競技【種目別】全国1位


地面に接地する木の丸太を上から垂直に30-80mmの厚さに切り出す競技。接地面が見えないため、チェンソーを自在に使いこなす技術が試される。

大会への想い

チェンソーで大木を倒す作業があり、自分の思ったところに大木を倒すのがおもしろいと感じていました。日本伐木チャンピオンシップ(JLC)は「結果を残す」と周りに宣言して挑戦を始めました。“日本一”という目標は今でも常に持っており、JLCで“日本一”になると世界伐木チャンピオンシップ(通称WLC)に出場できるので、そこでも何か爪痕を残したいと思っています。

太良町森林組合/技術職員/岩永大輔

自分の喜び以上にみんなへの感謝の気持ちが強かった。

2022年日本伐木チャンピオンシップ(JLC)
枝払い競技【種目別】全国1位

スピィーディーに枝を切り落としていく競技。枝を切り残さず、かつ丸太を傷つけない正確性が求められる。

大会への想い

自分のやっている仕事で日本や世界で競技大会があると知り”めちゃくちゃかっこいい“と思い、自分も出場したいと思うようになりました。日頃みんなと一緒に山で作業をしているので、大会にみんなの“想い”も持っていき「必ず日本一になろう」と思いました。日本一をいただいた時は、自分の喜び以上にみんなへの感謝の気持ちが強かったです。今回の1位は種目別での成績なので、“総合日本一”になるまでは、まだまだ挑戦を続けたいと思います。

  • 2022年日本伐木チャンピオンシップ(JLC)
    林業技術や安全作業意識の向上、林業の社会的地位向上、新規林業就業者数の拡大などを目的として開催されている。5つの競技種目で技術を競い、上位者は世界伐木チャンピオンシップ(WLC)の日本代表選手に選出される。世界伐木チャンピオンシップ(WLC)は、世界伐木チャンピオン協議会主催の40年以上の歴史を持つ由緒ある林業技術の大会。近年は隔年で開催され、ヨーロッパを中心に約30カ国、100名を超える選手が参加している。

先輩のリアルボイス

太良町森林組合/ 技術職員/ 名倉航太朗 (キャリア4か月目)

山づくりが、うちは日本一だと思う。

普段はどんな仕事をされていますか?

尺棒という棒を使って木の4~3メートルのところに印をつけたり、搬出する時にワイヤーを木材に掛けたりという仕事をしています。

1日の仕事の流れを教えてください。

朝の8時前後に現場に到着してから、準備をして作業を始めて、夕方5時には仕事をやめて山から降りる準備をしています。

働いてみて、どうですか?

先輩方のチェンソー捌きがかっこいいです。5キロ以上のチェンソーを持っているとは思えないぐらいの速さでの仕事ぶりです。自然を相手にする仕事なので、人間関係のストレスはほとんどなく、職場の皆さんもすごく優しいです。朝早く現場に来て、終わる時間も決まっているので、生活にもメリハリがあります。あと、体力を使うので夜はよく眠れます。

意外だったことはありますか?

山の仕事なので、職人気質で怖い方が多いのかと思っていましたが、全然そんなことはなく、みなさん優しくて非常にやりやすいです。お昼はお弁当を山の中で食べ、他愛もない話をします。作業中は、安全面に関する指導は特に丁寧に教えてくださいます。

今後の目標を教えてください。

チェンソーや刈払機、重機などを一人前に使えるようになりたいです。林業は、今人が減っていいますが、誰かが山を管理していかないと次の世代に繋いでいくことはできないと思っています。少しでも僕が力になれればと思います。

名倉さんが思う、太良町森林組合の特徴は?

この組合が目指しているのは日本一の山づくりです。高性能の林業機械を入れて、山を切り開いて、道をつくって、という林業ではなく、昔ながらの方法で山をできるだけ傷つけないように林業をしていくという山づくりが、うちは日本一だと思っています。

太良町森林組合/ 技術職員/坂口学(キャリア24年)

山に優しい施業をしているのがうちの特徴です。

普段はどんな仕事をされていますか?

夏場は間伐で木を伐り、その伐った木を山から搬出する作業をやっています。

太良町森林組合の特徴は?

山に優しい施業をしているところがうちの特徴です。生産性の事だけを考えて、木をたくさん伐って、山の中に作業車が入る道をたくさんつくって、山を切り開いて山を崩すような作業はうちではやりません。自分達が吸っている空気も山から出ていて、人が生きていくために一番はじめに必要なものがここにあると思うので、これからも大切にしたいと思います。

仕事を探している方へメッセ―ジ

自分がやりたい事や興味がある事を見つけられたら、楽しくできると思います。僕は太良町森林組合に入ってよかったと思っています。先輩たちも良かったですし、山の中という環境も良かった。人混みでガヤガヤとするよりは、こちらが好きなので。

太良町森林組合/ 技術職員/岩永大輔(キャリア22年)

1本1本の木を大切にしたい。みんなが共通でそう思っている。

普段はどんな仕事をされていますか?

山の中に入り、間伐のためチェンソーで木を倒して、森林伐採を行なっています。それをある一定の長さに切って、それを市場に出荷するために、山の中から出す仕事をしています。1日の流れは、まず山に入って同じ班員の人とミーティングをして役割を決めて作業に入ります。木を切る人やそれを出す人など、山の中でいろいろな役割があります。

これからの林業で大切だと思うことは?

私たちは、昔ながらの林業のスタイルで、人が山の中に入って、手間暇をかけてその山にあった作業をしています。その流れがあるから、今ここに、洪水など災害に強い山があると考えています。大きくなっている木は、歴代の先輩方が植林されたもので、ここまで大きくなるには10人ぐらいの人が関わっています。だからこれからも大事にしたいと思います。そういった考えを、うちの組合はみんなが共通して持っています。

仕事を探している方へ

林業は山の中で誰にも見られないので、地味な存在かもしれません。でも、やっていることはすごい事で、やりがいもあります。森林はそのふもとに暮らす自分達の生活も潤してくれますし、災害も食い止めてくれます。また、山と一緒に自分達も育っていることが実感できます。チェンソーで大きな木を自分が狙った所に一発で倒せる時は、本当に爽快感もあります。一度山に入ってもらったら「山ってすごい」と思っていただけると思います。迷っている人がいたら「ぜひ一度山に来てみてださい」と伝えたいです。

太良町森林組合/組合長/村井樹昭(キャリア62年)

自分たちの仕事に誇りを。

 まず、私たち人間や動物は、樹木が生育する森林の自然の中で生かされていることに感謝をしなければなりません。そして、何万年後の未来のことを考え、自然を守っていくことが求められます。私たちは、その山に合う森林づくりをしなければなりません。樹齢の長い木を育てるには、土地に合う品種の苗木を選ぶ事が重要です。また、樹齢40~50年の木をさらに長生きさせるには、間伐が欠かせません。間伐は、一度に終わらせるのではなく、徐々に行わないといけません。木々はスクラムを組むように枝や根を張っているため、一度に伐るとスクラムが切れてしまい、風や台風で倒れてしまう恐れがあります。

 また、間伐で徐々に木を伐ると、森林所有者の方へ、継続的に木材の利益を還元できます。そうすると、森林の運営を今後も続けていけるようになります。

 生産性や利益だけを追い求めるなら、機械化し山にたくさんの作業道をつくって、木をたくさん切って、木材を生産する方法が良いでしょう。しかし、私たちはそれをしません。もちろん 機械化も大事ですし機械がなければ作業が出来ませんが、 機械に頼りすぎず、人の手で手入れをします。人の手仕事の大切さは、私がずっと職員に伝え続けてきたことです。

 木が大きくなってくると葉っぱがつきます。葉っぱがつくと、今度は木が二酸化炭素を吸収するので、環境保全にもつながります。私たちの仕事はそういった所に関わっている仕事です。だから、もっともっと、自分たちの仕事に誇りを持ってほしいし、そのイメージの醸成は私が担うべき仕事です。

 「次は、どの苗木をどんな風に植え付けてみようか‥」私は森や木が好きなので、このような挑戦を今でもずっと繰り返しています。一方で、次の世代の林業従事者が働きやすい環境をつくる事にもチャレンジしています。「仕事は、上見て果て無し、下見て果て無し」自分の与えられた仕事を一生懸命して、好きになって、それを自分の為にできればなお良いのではないかと思います。

キャリアステップ

1年目 基礎を身に付ける。

ベテラン技術職員の指導の元、安全作業の知識を身に付けていただきます。

2~4年目 林業に必要な資格を取得する。

【習得できる技能の例】刈払機・チェーンソー・高性能林業機械の資格など。

5年目~ 現場の技術や知識を深める。

取得した資格を活かし、現場の技術や知識を深め、各現場を管理する班長を目指していただきます。

10年以上〜現場管理責任者(フォレストリーダー)を目指す。

判断力・指導力向上、現場作業管理などを学び、現場での管理・責任を担える能力を身につけていただきます。

募集要項

職種森林造成業務(現場技術職員)
仕事内容森林造成(下刈り、枝打ち、つる切り、除伐等)/ 間伐(木材搬出等)※現場は太良町内一円。
給与完全月給制(初任給 172,500円~207,000円) 賞与 年2~3回あり
※初任給は資格及び経験年数等に応じて決定します。
福利厚生雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金
退職金制度あり
休日日曜日・その他(年末年始・お盆・荒天時は休み)※6ヶ月経過後の年次有給休暇日数10日
就業時間8:00〜17:00(休憩140分)時間外労働なし 
その他定年制あり(65歳) 再雇用あり(上限70歳まで)
※太良町は年間を通し、比較的温暖で冬は積雪も少ないことから、安定して働くことが出来ます。

これからの林業に、山に寄り添う本質的な山づくりを。
私たちと一緒にこの森で働きませんか?