森林の用語辞典– keyword –

佐賀県有明海に浮かぶ大魚神社・海中鳥居。海中鳥居は海の守り神として30年ごとに建て替えられ、長い間大切にされてきた。言い伝えでは、約300年前、住民たちが悪代官を残して懲らしめようとしていたところ、そこに大魚（ナミウオ）が現れて代官を助けたの...

太良町の水は、多良岳山系の森に降った雨が源となる。多良岳山系に降った雨は、森林にしみこみ、自然の力でろ過され、「緑のダム」に蓄えられ、河川や有明海、太良町の町に運ばれている。太良町の暮らしに使う水は、その多良岳を水源とする地下水がほとん...

余分な枝や枯れた枝を、ナタや斧、ノコギリなどを使用して一本一本伐って落とす作業を枝打ち（えだうち）という。この作業を行うことで、先まで太い木を生産する。木が若いうちに枝打ちを丁寧に行うと、まっすぐで節のない、年輪の揃った良質な木材ができる。

有明海は干潮と満潮の潮の満ち引きの差が6メートルあり、日本一の干満差を誇る。多良岳山系から2つの川が注いでおり、山からの栄養がこの海に運ばれている。そのため、栄養分が豊富な海となっており、竹崎カニ・竹崎カキ・海苔など、海の幸の宝庫となって...

仕事で山に入ると、かわいい動物たちと出くわすことがある。特に、イノシシの子供「うり坊」にで会える確率が高い。運がよければ、キツネに出会えることもある。

チェンソーは、カッティングを行う刃が連なった鎖の形の動力工具。連なった歯を高速で回転させることで、効率良く木や竹などを切断することができる。ノコギリよりも短い時間で伐採が可能だが、取り扱いには注意が必要で、安全への配慮がもっとも重要とな...

伐木（ばつぼく）とは樹木を切り倒すこと。伐木（ばつぼく）チャンピオンとは、日本伐木チャンピオンシップ（JLC）という大会での上位入賞者を指す大会で毎年開催されている。林業技術や安全作業意識の向上、林業の社会的地位向上、新規林業就業者数の拡大...

平成31年に完成した、太良町森林組合が持つ加工施設。多良岳材の製材、自然乾燥、加工までを行うことができ、良質な多良岳材の供給を目的としている。

森林が水を蓄え、育み、守る働きの事。コンクリートの上では降った雨のほとんどは、土にしみこまずに下水道を伝って川から海に流れ出るが、森林では降った雨はゆっくりと森の土の中にしみこみ、地下水に蓄えられ、少しずつ川に流れていく。この機能が発揮...

3つの山々が連る山系を総称して「多良岳」と呼ぶ。「多良岳」の標高は多良岳は983mで、頂上には、太良嶽神社上宮の祠がある。また、山頂付近には日本一古の修験場である「金泉寺」があり、修行僧の修行の場であったとされる。そのほか、山中には数々の巨大...