伐木（ばつぼく）とは樹木を切り倒すこと。伐木（ばつぼく）チャンピオンとは、日本伐木チャンピオンシップ（JLC）という大会での上位入賞者を指す大会で毎年開催されている。林業技術や安全作業意識の向上、林業の社会的地位向上、新規林業就業者数の拡大などが目的。5つの競技種目で技術を競い、上位者は世界伐木チャンピオンシップ（WLC）の日本代表選手に選出される。日本伐木チャンピオンシップ（JLC）は、2021年佐賀でも開催された。
伐倒（伐倒）競技
山林の作業でも求められる、狙った場所へ正確に切り倒す技術と安全作業への意識を競う。
接地丸太切り競技
地面に接地している2本の丸太を上から垂直に30-80mmの厚さに切り出す競技。チェンソーを自在に使いこなす感覚の正確さとスピードが求められる。
枝払い競技
スピィディーに枝を払って（切り落として）いく競技。枝を切り残さず、かつ丸太を傷つけない正確性が求められる。6mの丸太にまっすぐ差し込まれた30本の枝を切り払う競技。チェンソーの角度を巧みに変え、傾いた丸太を垂直に切る技術が試される。
丸太合せ輪切り競技
地面から7℃傾いた高さの違う2本の丸太を垂直に上下から切り出し30～80㎜の厚さで輪切りし、その切断面の合致の正確さを競う競技。水平ではなく傾いた状態で木を輪切りする作業で、倒れた木などを状況に応じて安全に切るために必要な技術である。